過労死の労災申請改訂増補 [ 諏訪裕美子 ]のレビューは！？

年齢不詳さん
過労死や過労で倒れるというようなことが当然あってはならないのだが、もし万が一身近でそうしたことがあったら、まず読むべき本だと言える。 狭い意味での”申請ノウハウ”本ではなく、 遺族や家族の心に寄り添って、その心のケアの重要性などにもふれている。 また、そうした悲劇が起きないように働いている時から、本人と家族が労働条件をきちんとチェックすること、など。 その意味では、決して他人事ではなく、すべての働いている人、その家族が読んでもしかるべき本。 20年前くらいの本と読み比べると、認定基準その他の進歩はやはり明らか。 家族や専門家のいろいろな声や取り組みがそうしたものを推し進めてきたのだなあと実感する。